◆ 景福寺(けいふくじ)
昭和11年に初代住職『妙真』が創設。
その後、昭和23年に宗教法人景福寺として承認される。現在の本堂は昭和59年に二代目住職『岳真』によって建て替えられたものである。
その際お稚児さんに90名近く参加して下さったのが契機となり、子どもたちに楽しんでもらえる場を設けたいと地蔵盆を始める。昭和59年~20年間続けた。
■現三代目住職『広真』 ■境内のご案内
昭和58年完成直後の現本堂
昭和59年 現在の本堂に建て替えられた際の落慶法要の様子
華厳宗(東大寺)より長老『橋本聖準』『清水公照』、その後管長となられた『守屋弘斎』『上野道善』『北河原公敬』氏ら、
また八幡の得明寺からも大勢の僧侶にお越し頂き盛大に行われた
過去に行われていた地蔵盆の様子
地蔵盆は「“皆がよい子であるよういつも見守ってくださっている”お地蔵様を供養するお祭り」と子どもたちに説明をし、
本堂で念仏を唱えながら大きな数珠を輪になって回す『数珠繰り』を。
法要後は駐車場にて模擬店や催し物(年により人形劇、猿回し、太鼓、ピエロ、手品etc.)を楽しんで頂いておりましたが、
子どもに無料で配布した模擬店チケットも、場内に飾られた灯籠も子どもの手作りで、ボランティアの大学生のサポートの元、模擬店の準備・接待も子どもたちで行っていた
◇ 華厳宗
華厳宗とは大本山を東大寺にもつ、奈良時代に伝えられた「南都六宗」の中の一派です。
『華厳経』を根本経典としており、日本の華厳宗の宗祖とされているのは東大寺の大仏を完成させた良弁です。
また華厳宗の理念は『つねに万民の幸せを祈り、自利利他の菩薩道を実践し、四恩報謝(父母、国王、一切衆生、三宝)の信念を育て、あらゆる衆生を救い、
人々を利益することを華厳宗建立の主旨とする』(華厳宗宗規より要約)ですが、当住職は「真実による出来事に従う」と読み解き、世界にある「もの」「こと」全ての理由、起源を知り、理解し、その道理に習っていくべし。と解釈しております
奈良の大仏様として有名ですが、正しくは盧舎那仏もしくは毘盧遮那(ヴァイローチャナ)仏と言い、 その意味は、知慧と慈悲の光明を遍く照し出されているほとけということである。インドのカピラ城に生まれた釈尊は29歳のときに出家し、以後6年間難行苦行を重ね、ついに尼連禅河のほとりの菩提樹下で大いなる宗教体験を得られた。 『大方広仏華厳経』は時間と空間を超えたほとけとなられたその瞬間の釈尊のお姿を描いたお経で、偉大で、正しく、広大なほとけの世界を、菩薩のさまざまな実践の華によって飾ることを説いている。 このお経によれば、鳥の声、花の色、水の流れ、雲の姿すべてが生きとし生けるものを救おうとされるビルシャナ仏の説法なのである。(東大寺HPより)
境内ご紹介
自然に囲まれ、境内各所に仏様が祀られております